私が運良く出会うことの出来た楽器たち。
誰でもが出会えるわけではないものなので、あまり公にするべきでもないのかと思いちょっと別枠で載せることにしました。
載せないという選択肢もあるのだけれど、やっぱり大きな楽器のことも知って欲しいという願望があるので…。

ドデカリーナ通称まんぼう、本名は…知りませんがF大またはF大大と呼ばれることもあるようです。ちょっと不思議な模様が入っているように見えますが、これは一度割れたのを修繕した跡とのこと。サイズの比較のため左上にピッコロを置きました。ちなみに重さは2kgと聞いていたのですが、実際に量ってみたら1.6kgでした♪ 当然演奏にもかなりの無理があるので、左手の小指の穴と、右手の親指の穴は塞いであります。そのため、音は上のGまでしかでませんが、この楽器の低音の魅力はそれに代えて余りあると思います。ああ、マイまんぼうが欲しい。

2004/04/19 うちにやってきたでかまんぼう(写真上)。比較のため下にノーマルまんぼうを並べてみました。上から見たらあまりサイズが変わらないですね。まぁ全音しか違わないので無理もない。でかまんぼうはEs管なのです。
やはり借り物ですが、誰も使わないということで、ずっと貸し出していただけることになりました♪ やたっ! ちなみにこの子の体重は1.8kgです。

もともとF管にするつもりだったのがEs管になってしまったというだけあって、一見かなり普通のまんぼうに似ています。サイズはほぼ同じですね〜。
じゃあなんで音の高さが違うのか? ということで今度は横から見てみましょう♪


写真上:でかまんぼう 写真下:ノーマルまんぼう(以下同様)

上がでかまんぼうです。ちゃんとE♭って書いてありますね。下のほうに私の膝が写ってます(笑) 見えにくいけど。
一目瞭然、でかまんぼうのほうが分厚いです。あと、吹き口がだいぶ形が違いますね。でかまんぼうは息は要りません。分厚いとはいえ、Es管にしては小さめに作ってあるので、吹き込むと音が上がってしまいますし、吹き口も吹き込むようには作ってないみたいですね。でも、形が丸いせいか少ない息でもよく響きます。音色的にはノーマルまんぼうより好みです。
…あ、でもこの二つだけじゃいまいちサイズが分からないでしょうから、デカリーナたちをすべて一緒に並べてみましょう。

上から順に、でかまんぼう、ノーマルまんぼう、12C、10Fです。こうやって見ると魚の水揚げのよう(笑) ご覧の通り、厚さはそう大きく変わらないのです。そうじゃないと手で持てないですよね〜。

特別に裏側も出血大サービス(笑)

歌口からいっても、やっぱり吹き込みタイプではないですよね。うん。
右手の親指の穴もふさいでないので、高音はノーマルまんぼうと同じGまで出せます。 ただ、形としてまんぼうよりも右手側に重心があるので、右手親指を離すのがかなり困難です。支えを使うことを前提として作ってる感じ。もう少し右手親指の指穴が歌口から離れた位置にあれば楽だったんだけどなぁ。
でも大体の指穴は押さえやすい位置にあるし、思ったほど大きくなかったです。かえってノーマルまんぼうのほうが大きいんじゃないかなぁ。

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